埼玉県川口市立中学校3年の男子生徒がいじめを受けて登校できない状態になり、第三者委員会が調査をおこなっている事件に関連して、生徒が所属していたサッカー部の顧問だった教諭がこの生徒に「体罰」を加えていたとも指摘されている。

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 毎日新聞2017年12月8日『川口のいじめ 顧問教諭が体罰 ノートが証拠に』が、教師の暴力の状況を報じている。

 生徒の保護者がいじめについて弁護士に相談し、弁護士が状況確認をしていたところ、教師の「体罰」を打ち明けられたという。

 少なくとも2016年5月から9月の間に複数回あった。

 サッカー部内での起きたいじめを受け、学級担任に代わってサッカー部顧問教諭が、自習用の「生活学習ノート」をチェックする担当になった。しかし顧問教諭は、記述欄に余白が目立つなどとして、生徒をげんこつで殴るなどの行為を複数回繰り返していた。

 生徒はノートに「げんこつたくさんありがとうございました。たんこぶもたくさんです バカ者」と記し、それを受けた教諭が「げんこつされないように気をつけるのが普通だろう」と返信の書き込みをおこなっていた。

 学校側は当初は「体罰」を否定したが、ノートでの書き込みが証拠となる形で、最終的には「体罰」の事実が確認されたとしている。

 教諭は文書訓告処分を受け、2017年4月に他校に異動した。

 いじめ事件に対応する立場の教諭が、さらに追い打ちをかけているとみられてもおかしくないような行為をしている形になっている。全くもってひどい話である。
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